士業間で連携しながら、遺産相続に関する一連の手続きを請け負った事案

  • cases1225
  • 2025年02月25日更新
男性
  • 男性
  • 遺産分割
  • 相続税申告
  • 相続登記
  • ■被相続人との関係 被相続人(亡くなった方)の異母弟
  • ■相続人 依頼者、依頼者の弟、被相続人の異父兄
  • 相続財産 不動産、預貯金、有価証券、保険給付金、債務

ご相談内容

遺産相続が始まったご依頼者のAさんは、知人からベリーベスト法律事務所の紹介を受けてご相談にいらっしゃいました。

被相続人(亡くなった方)は、Aさんの異母兄弟であるCさんです。Cさんの配偶者や両親は他界しており、子どももいなかったため、Aさんとその弟であるBさんが相続人となりました。

Aさん・Bさんと亡くなったCさんは、生前ごくまれに顔を合わせる程度の関係性でした。
関わりが希薄だった異母兄弟の遺産相続というのは慣れない話でもあり、Cさんの相続人調査や遺産調査、遺産分割、相続税申告など、一連の手続きを委任したいとのことで、当事務所にご相談にいらしたという経緯でした。

ベリーベストの対応とその結果

まずは当事務所でCさんの相続人調査を行ったところ、Cさんは血縁関係が複雑で、Aさん・Bさん以外に実父と養子縁組をしていた兄のDさんがいることが分かりました。亡くなったCさんと兄のDさんは一切連絡を取ったこともなく、もちろんAさんやBさんもDさんの存在を知りませんでした。
相続人調査の結果、相続人はAさん、Bさん、Dさんの3名であることが確定しました。

相続人調査を行う傍ら、当事務所では、Cさんの相続財産に何があるのかを明らかにするため、多くの窓口に問い合わせをするなど、遺産調査をひとつひとつ丁寧に行いました。

調査の結果、資産価値のある複数の不動産や有価証券・預貯金、保険金などのいわゆるプラスの財産が見つかりました。その一方で、公共料金の未納金や死後の漏水による多額の水道代の請求、ゴミ屋敷となっていたCさん宅の清掃費用などで高額な費用がかかったり、負債があったりなど、マイナスの財産も見つかりました。
このようなマイナスの財産については、相手方との交渉により、多額の請求額の減額交渉を行うなど、可能な限りの減額に努めました。

Cさんの遺産が明らかになり、Aさん、Bさん、Dさんに遺産分割のそれぞれのご希望を伺うと、早期解決を希望するものの、三者とも損はしたくないという思いがあり、いつ相続争いになってもおかしくないような状況でした。
しかし、当事務所の弁護士が三者の言い分を整理・調整し、遺産分割協議を行ったことで、円満な状態で遺産相続の手続きを完遂することができました。

相続税に関しても、グループ内に在籍する税理士と協業して無事に手続きを行いました。司法書士と連携をはかって登記手続きを行い、また不動産についても専門知識を有する専門家の助言を受けて売却手続きを進めました。

当事案では、グループ内の弁護士と税理士、司法書士その他専門家が密に連携し相続人らの利益の最大化に努めたことで、Aさん、Bさん、Dさんの三者ともにご納得いただける遺産分割を実現することができました。

全国の各オフィスから寄せられた解決事例をご紹介しております。(※ベリーベスト法律事務所全体の解決事例となっています)